★【病児保育を実際に利用したリアルな話】子どもが可哀そう?何がいる?高い?予約方法は?

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※ここでお話する「病児保育」は、小児科などに併設、もしくは小児科内の一角に設けられた、病気の子供を預かってくれる施設に限定しています。

「病児保育」最近でこそ耳にすることも増えてきましたが、保育園などと違って、利用しない限り中の様子を知ることはほぼできません

そんな馴染みのない場所への不安を少しでも拭っていただけたら…と、実際に利用した正直な感想をお伝えしたいと思います。

まず…どうやって利用するの?

大抵の病児保育は事前の登録が必要です。

病児保育をしている病院などへ問い合わせをすると、登録に必要なものと、登録の受付時間を教えてくれます。
(母子手帳・健康保険証などが必要です。また所定の用紙に既往歴や予防接種の状態を書かされるところが多いです。)

そして、登録が完了すれば、あとは利用したい日に申し込み、当日病児保育へ子どもを連れていくだけです。

実際の申し込みはインターネットで可能なところが多い様ですが、同僚の利用する病児保育は「14~16時の間に電話で予約」というなんとも不便な制度でした。。。
16時以降に発熱などした場合はどうするのでしょうか…

当日の持ち物

必要な持ち物は、登録をしたときにパンフレット等がもらえたり、ホームページに記載されているところがほとんどだと思います。

実際に、我が家が持って行っていたものは、

・着替え(3セット)
・タオル2枚(枕に敷いたり、氷枕を包んだり)
・バスタオル2枚(お昼寝で敷く・掛ける)
・オムツ(7枚程度)
・おしりふき
・お弁当(ゼリーでもおにぎりでも、食べられれば何でもいいと言われました)
・おやつ(出してもらえるのですが、子どもが喜ぶので持たせていました)
・食事エプロン
・お手拭き
・コップ
・汚れものを入れる袋
・保険証
・診察券
・お薬手帳
・連絡カード(A4サイズの紙で、前日や当日朝の状態、お迎え時間などを書く項目がありました)

内容を見ると必要なものばかりですが、なかなかの大荷物です

我が家は2人いるので、2人とも病児保育にお世話になると、それはそれは…

当日の流れは?

併設の小児科は9時から診察が始まりすが、病児保育に申し込んでいる場合は8時から診察をしてくれていました。

なので、8時にまずは小児科へ行き診察を受けます。そこで、病児保育で預かってもらって問題がないかを診断してもらい、問題なければ併設の病児保育へ子どもと荷物をもって移動します。

病児保育での受け渡しは基本的に玄関です。

玄関で保育士さんもしくは看護師さんに子どもと荷物を託し、病児保育を後にします。

子どもの様子は?

これはお子さんの性格によって大きく違ってくると思います。

我が家の長男は、とにかく私にべったりだったので、大泣きも大泣き…

嘔吐するほど泣きまくっていました。

2回目になると、もう家を出る時点で大泣きでした。

それも5回目くらいになると「お菓子をもっていける」「DVDが観れる」と保育園とは違う自由さに喜んで行く様になりました。

しかし、これにも落とし穴があり

何度か利用していると、体調がすごく悪く点滴が必要な時や、検査で鼻に棒を突っ込まれるという場面が出てきます。

そうすると、またふりだしに戻り…大泣きのスタートです。

長男は2歳から利用していた病児保育ですが、3歳後半くらいになると、体調を崩すと「明日は病児保育…?お仕事行かないで!病児保育行きたくない!!!」と泣く様になり、元気な日でも夜中に突然「病児保育行きたくないぃぃぃ!!」と泣いて起きる事があり、さすがにこれは親として考えさせられました。。。

しかし、同僚のお子さんはいつもルンルンで行っていた様です。そのお子さんは保育園に通いだした時も、一度も泣いたことがないと言っていました。

これは、お子さんの性格によってかなり違いがあると思います。

病児保育の室内は?

外からなかなか見ることの出来ない病児保育ですが、室内がどうなっているのか、簡単にご説明したいと思います。

我が家が利用していた病児保育は、ビルのワンフロアで小児科と併設されていました。

オートロックになっていて、扉を開けると普通の家庭くらいの玄関があります。

そこで靴を脱いであがります。

2LDの間取りで、玄関とつながった10畳ほどの部屋(家庭と同じ台所がありました)、その横に6畳ほどの部屋が2つあります。

この3部屋全て保育に使われていて、症例毎に分けて使用されていました。

ベビーゲートの様なもので仕切られていましたが、密室にはなっていませんでした。

保育士さんや看護師さんはこのベビーゲートをまたいで子ども達のお世話をしていて、同じ症例の子ども同士は一緒に遊ぶことが出来ます。

密室ではないので他の病気への感染リスクが高かった様に思いますが、同僚が利用していた病児保育は、3畳ほどのガラス張りの密室が6つ並んでいたそうで、そこに入れられる姿はとても切なかった…と言っていました。

どちらがいいのかはわかりませんが。。。

子どもはどうやって過ごす?

比較的自由に過ごさせてもらえるようです。

元気であればプラレールをしたり、アンパンマンのDVDを観せてもらったりもしていたようです。

しんどければ、時間に関係なく昼寝をさせてもらえますし、ご飯も一応時間は決まっていますが、食べられる時に食べるといった感じです。

また、併設の小児科で10時頃・13時頃・夕方と大体3回診察してもらっていました。

そして必要に応じて、処置をしてもらったり、薬を処方してもらって飲ませてもらったりしていました。

この一連の処置や検査に関しては特に連絡等はなく、お迎え時に事後報告といった感じでした。

利用料金は?

お迎えはまず、併設の小児科の受付へ行きます。

そこで精算を済ませてから、お迎えへ行きます。

病児保育が日額2,000円で、それにプラスして診察にかかった費用や薬代があれば支払います。

病児保育の費用は自治体や病院によって違い、大体2,000円から3,500円くらいです。

これは保険適用外の実費となります。

 

まとめ

病児保育を利用してみた感想をお伝えしましたが、皆さんのイメージとの違いはあったでしょうか。

慣れるまでは親子ともに負担が大きく、心が痛いことも多いと思います。

しかし、いったん子どもが慣れてくれさえずれば、実家に預かってもらったり無理をして保育園に行かせるより、圧倒的にいい環境です。

ゆったり過ごし、眠たい時に寝て、食べれるものを食べたい時に食べる。

そして何より、医師・看護師・保育士が傍にいて経過を観察してくれて、処置までしてもらえる。

親が傍にいてあげられるのが一番ですが、それが叶わない場合病児保育は、子どもにとって「ただ可哀想」な場所ではないということも分かっていただけたのではないでしょうか

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